自動車整備になる方法は?高卒でもなれる?意外な方法はこれです。

自動車整備士職

こんにちは♪
自動車業界歴15年以上の国家1級自動車整備士です。

いきなりですが、自動車整備士になるには専門学校に進学して資格を取得しなければいけないと思っていませんか?

もちろん、専門学校に進学して国家資格を取得する方法が一番確実ですし、ほとんどの方がそうやって整備士になっているのも事実です。
しかし、今までとは違った方法で整備士を目指している人が増えてきています。

今回は自動車業界にいるからこそ分かる整備士になるまでの道筋をご説明します。

【注意】今回の話は、町の個人の自動車整備工場も一部当てはまりますがディーラーの整備士の話がメインになります。


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自動車整備士になる方法

自動車整備士になる方法その1

王道の自動車整備士の資格を取得するために専門学校に進学する

 

メリット

・国家2級自動車整備士の資格がほぼ100%取得できる
・就職率がほぼ100%で整備士になりたい人はほぼ整備士になる夢が叶う

 

デメリット

・自動車整備学校は学費が高目
・整備士資格取得の為ほぼ車の勉強しかしない
・自動車整備業界への就職には強いが違う業界のへの間口は狭い

今専門学校でなく大学という名前に変わっている学校が多くなってきています。それは国家1級自動車整備士の取得コースが4年間のコースとなり、必然的に自動車大学校となっている。
中には2年間で国家2級自動車整備士資格を取得して、その後車体コースのような、板金について1年間学ぶコースもある。
職業訓練校になるので厳しくしっかり教えてくれる。
大学生が羨ましくなるくらいたくさん勉強する。

就職活動は、学校が主導で行ってくれるので先生の言うとおり活動していけばよい。
大学生のように自分で活動していくのに比べると就職活動は楽です。
そのかわり、先ほど言ったように自動車業界以外の間口は狭くなる。

自動車整備士になる方法その2

高卒で自動車整備士として働く。
自動車整備士資格は働きながら取得する。

この場合国家3級シャシをまず取得することになるでしょう。
僕の知る限り20年以上ディーラーでは高卒で新卒の整備士はほとんど雇ってこなかった。
町の自動車工場などで働きながら資格取得していくことになる。
しかし、ここ数年で様子が劇的に変わっています。

ディーラーが高卒で無資格の人にに募集を出している!

なぜかというと、少子高齢化で自動車整備学校の学生が少なくなっているからです。募集をかけても専門学生だけでは補充が足りず高卒を雇って会社で育てる方法をとっているからだ。

 

メリット

・学校に2年から4年通う学費がかからない。専門学校に学費を払わないだけでなく給料がもらえる。
・仕事が自分に合わなかった場合、やめても学費が無駄にならない。
・会社で研修しながら仕事をしてくので現場で直に役立つ内容や、仕事の仕方を学べる

 

デメリット

・学歴が高卒になる(実際は高卒だからといんっても実力次第となりそこまで気にならないと思います)
・初任給が低い(2年ないし4年後はその分毎年の昇給があるので実際はそこまで差にならない)
・仕事をしながら国家資格を取得するのが大変(会社がサポートしてくれる)

高卒で自動車整備士となる1番のメリットはやはり学費がかからないことであるといえるでしょう!

それでは簡単な計算をしてみましょう
学校にもよりますが自動車整専門学校の学費は2年生で200万円~250万円位になる。
家賃と光熱費で5万円とする。地域や間取りにもよるが、、、
2年間では 24か月×5万円=120万円
仕送り(生活費)は月に5万円とする。2年間では 24ヶ月×5万円=120万円

合計は440万円~490万円

引っ越し費用や一人暮らし用家電購入、敷金礼金等を合わせると500万円は超えてくるだろう。

逆に高卒で整備士になった場合は仕事をしながらの勉強になるが正社員としての給料が出る。
1年目は賞与(ボーナス)が少ないので約250万円、2年目は約300万円とする。
2年間の合計年収は約550万円となる。
残業があればもっと多くなる。

1000万円を超える差額となる

月の給料が高卒より2万円高くても1,000万円の差を取り返すのに何年かかる事でしょう?
2万円の差は年間24万円の差となります。
ボーナス4カ月分出たとして32万円ですね!

1000万円÷32万円=31年の日数が必要になります。

ここであなたは気付いたでしょうか?
ほとんどの会社では年に1回昇給あります。
高卒だと専門卒が入社するまでに2回の昇給があるのです!
仮に1回の昇給が5,000円で2回分で1万円の昇給があったのなら専門卒との差は1万円となりますね。

1,000万円の差を埋めるためには62年の期間が必要になります。

なんだか高卒最高だと思いませんか?

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自動車整備士の需要と供給バランスが崩壊

自動車整備工場には認証工場と指定工場の2種類ある。
ディーラーはほぼ指定工場にあたる。
指定工場の工員は4名必要になり、それを下回る事は指定工場の維持の観点からできない。

となると人員をある程度余裕をもって採用していないと、もし退職者が出た場合に重要な指定工場を維持できない。
会社維持の為にみんな必死に採用活動を行っている。
ところが採用したい人数の自動車整備士がなかなか集まらない!

そうなると無資格の自動車整備士見習いを採用して会社内で育て、資格を取得するという動きが強くなってくる!

今、全国的に自動車整備士の需要が急激に上がってきている!
僕個人的には車検制度がある限り自動車整備士の将来的な需要はこのままうなぎ上りになり、給与条件も今とは比較にならない事になっている予感がする!

まとめ

現在はまだまだディーラーの自動車整備士になるには自動車整備学校に進学するのが主流となってはいる。しかし、今後自動車整備士のなり手不足が進行していくにつれ高卒メカニックの採用が多くなっていくでしょう。
高卒で自動車整備士になろうとしている人は、特にディーラーは教育環境が整っているので安心できると思う。
本人の意向があれば営業職としてバリバリ稼ぐこともできるでしょう。
様々な理由で高校卒業後働く人も多いと思う。
手に職(国家資格取得)をつけることのできる自動車整備士は今後自動車がなくならない限り絶対に必要な職種だ。

自動車整備学校に進学ができずあきらめてはいけない!

高校の先生もしくは気になる自動車販売店に連絡してみよう!

秘密の話

自動車整備学校に進学したいと思っているあなた!
学費がかなり節約できる方法があるの知ってました。
企業奨学金です!
企業からお金を借りて卒業後にその企業で働きながら返済する方法です。
借りた会社で働きながら返済していると5年後残債が免除される仕組みが結構流行っています。
企業奨学金は学生にメリットがでかいです。
詳しくはあなたの地域の自動車整備学校まで聞いてみてね♪

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