こんにちは♪
自動車業界歴15年以上の国家1級自動車整備士です。
最近の車はアイドリングストップ車やHV車、ガソリン車など種類が増えております。
それに伴い自動車の補機バッテリーも種類が増え混乱していく人や、自分の車のバッテリーがどういった種類のものを使用しているか知りたい人もいると思います。
補機バッテリーの交換については作業的に正しい手順で行えば簡単のなので自分の車に合ったバッテリーを購入して交換もできるのではないでしょうか?
この記事では自動車の補機バッテリーの種類、選び方を知る事ができます。
また、自動車のバッテリーの型式の見方と互換性について説明していきます。
JIS規格通常車
まずはJIS規格の通常車(アイドリングストップ機能無し車)についてです。
バッテリーの型式はこのように表示されております。
44 B 20 L
バッテリーの総合的な性能を意味する。数値が大きいほど高性能となる。
短側面とはバッテリーの側面の面積の小さい方の面の事をいいます。
A→Hの順で大きくなっていく
通常の乗用自動車ではBもしくはDサイズが一般的です
バッテリーの側面の面積が大きい面の長さ
※側面の面積が大きい面の長い辺を表す
プラスの端子がある方の短側面を自分に向けてLは左に+端子、Rは右に+端子があることを意味する
バッテリーを交換するときの型式の選び方
バッテリーを交換するときの互換性となります。
重要な点はサイズと端子の位置が同じことです。
サイズが小さすぎるとバッテリーがうまく固定されず走行時の振動で金属のバッテリーの留め具が+端子と-端子またはボデーアースと接触して最悪車両火災が発生してしまいます。(車の金属部品はほとんど-端子とつながっています)
逆に大きすぎると車への取り付ができません。
端子の位置については車側の+端子と-端子に取り付ける配線は決まった位置にあります。
ですので、バッテリーの端子位置は同じである必要があります。
性能ランクについては、絶対に同じである必要はありません。
しかし、標準でついていたバッテリーの性能ランクより低い性能のバッテリーを取り付けてしまうと、エンジンが始動できなくなったり、早期バッテリー上がりを起こしてしまうので性能ランクは標準かそれ以上を取り付けしてください。
46B24Lのバッテリーであれば性能ランクは46かそれ以上。
サイズと端子の位置はB24Lを選ぶ必要があります。
JIS規格アイドリングストップ車
次に、JIS規格のアイドリングストップ車についてです。
バッテリーの型式はこのように表示されております。
Q ‐ 55 □
アイドリングストップ車用サイズ 通常車JIS規格サイズ
K → B19
M → B20
N → B24
Q → D23
S → D26
T → D31
JIS規格の通常車のバッテリーと同様にバッテリーの総合的な性能を意味する。数値が大きいほど高性能となる。
プラスの端子がある方の短側面を自分に向けてLは左に+端子、Rは右に+端子があることを意味する
注意)Lタイプの表記はありません!
したがってLは表記なしで、Rの場合のみRと表記されます。
バッテリーを交換するときの型式の選び方
バッテリーを交換するときの互換性となります。
ここでも重要な点はサイズと端子の位置が同じことです。
サイズが小さすぎるとバッテリーがうまく固定されず走行時の振動で金属のバッテリーの留め具が+端子と-端子またはボデーアースと接触して最悪車両火災が発生してしまいます。(車の金属部品はほとんど-端子とつながっています)
逆に大きすぎると車への取り付ができません。
端子の位置については車側の+端子と-端子に取り付ける配線は決まった位置にあります。ですので、バッテリーの端子位置は同じである必要があります。
性能ランクについては、絶対に同じである必要はありません。
しかし、標準でついていたバッテリーの性能ランクより低い性能のバッテリーを取り付けてしまうと、エンジンが始動できなくなったり、早期バッテリー上がりを起こしてしまうので性能ランクは標準かそれ以上を取り付けしてください。
Q‐55のバッテリーであれば性能ランクは55かそれ以上。
サイズはQを選び、端子位置は表記がないのでLとなり表記がないもの(Rでないもの)を選ぶ必要があります。
日本版EN規格搭載車
最後に、EN規格の搭載車についてです。
主に近年販売されているハイブリッド車や充電制御車、アイドリングストップ車に搭載されてきております。
バッテリーの型式はこのように表示されております。
340 LN1
340・・・性能ランク
バッテリーの総合的な性能を意味する。数値が大きいほど始動性能や容量が高性能となる。
JIS規格とは違った方式で評価されてる。
LN0からLN6があり数字が大きくなるほど長さが大きくなっていく
幅は175mm、高さは190mmで統一
端子の極性はLタイプしかありません
バッテリーを交換するときの型式の選び方
バッテリーを交換するときの互換性となります
ここでも重要な点はサイズと端子の位置が同じことです。
サイズが小さすぎるとバッテリーがうまく固定されず走行時の振動で金属のバッテリーの留め具が+端子と-端子またはボデーアースと接触して最悪車両火災が発生してしまいます。(車の金属部品はほとんど-端子とつながっています)
逆に大きすぎると車への取り付ができません。
端子の位置については車側の+端子と-端子に取り付ける配線は決まった位置にあります。ですので、バッテリーの端子位置は同じである必要があります。
性能ランクについては、絶対に同じである必要はありません。しかし、標準でついていたバッテリーの性能ランクより低い性能のバッテリーを取り付けてしまうと、エンジンが始動できなくなったり、早期バッテリー上がりを起こしてしまうので性能ランクは標準かそれ以上を取り付けしてください。
340 LN1のバッテリーであれば性能ランクは340かそれ以上。
サイズとはLN1を選び、端子位置は表記がないので必然的にLとなります。
いろんな種類のバッテリーがありわかりにくいですね。
みなさん是非参考にしてみてください。
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