新車を買うならどっちがいい?プロがディーラーと町の自動車屋を徹底比較

自動車

こんにちは♪
自動車業界歴15年以上の国家1級自動車整備士です。

今回、この記事では新車購入についてディーラーと町の自動車屋のどちらで購入するのがお得なのか、それぞれのメリット・デメリットについてご説明します。

新車を購入する場合あなたならディーラーと街の自動車屋どちらで購入しますか?

 

「やっぱり安心そうだから取扱のディーラーで買うよ」

安心のイメージの強いディーラーで購入するという人や

「顔なじみだから近所の町の自動車屋で買うよ」

近所に行きつけの自動車屋があるからいつもそこで購入するという人もいると思います。

 

そこで今回、徹底的にディーラーと町の自動車屋のメリット、デメリットを比べてみます
※自動車業界に15年以上身を置いている僕個人の考えになります。

お住まいの地域やそれぞれのお店の環境によって違いはあるかもしれませんのでご了承下さい。
少しでも参考になればと思います!
まずは・・・

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それぞれのメリット

 

ディーラーで購入するメリット

①製造メーカーから直接仕入れているので原価がその分安く値引きの交渉の余地がある
②取扱店なので車の細かい車の説明をしてくれる
③取扱車種の情報をたくさん持っているので故障時の預ける期間が短い

①製造メーカーから直接仕入れているので原価がその分安く値引きの交渉の余地がある

ディーラーは自動車メーカーと契約をして直接仕入れています。
メーカーからの仕入れ値が原価となります。
また、純正部品としてナビやリモスタなどを装着するとかなりの値段になりますが、これらの純正用品も仕入れ値は安くできます。
その為、車の値段交渉幅が大きく時期やタイミング次第では大幅な値引きの可能性があります。

②取扱店なので車の細かい車の説明をしてくれる

ディーラーでは基本的にそこでの取り扱い車種が決まっています。
それに加え、メーカー研修や販売店独自の専門性の高い社内での勉強会なども行っています。
今の車は超ハイテクでスマホとナビが連携したり、ナビ自体がネットにつながっていたりと、説明するにはかなりの知識が必要になります。
このように取り扱い車種が絞られているのでより専門知識が豊富で、メーカーのバックアップもあるので非常に詳しくアドバイスできる環境になります。

③取扱車種の情報をたくさん持っているので故障時の預ける期間が短い

車を長く使用していると故障はつきものです。
その故障をして修理に出す期間が短くなり早く直ってきたら最高ですよね。
いくら代車があったとしても普段乗りなれた車を使用できる方がいいに決まっています!
自動車メーカーは日本全国からの故障情報を収集、解析して日々改善しています。
その改善情報をディーラーは確認して故障診断に生かすことができます。
お客様からのご指摘内容で全国的に修理の情報があがってきていないかなどを参考にすることにより車の修理期間を短縮することができます。

町の自動車屋で購入するメリット

①車検や法定点検費用が安い
②メンテナンスでの依頼時に融通がききやすい(予約の日程や値段、作業内容)
③ディーラーより家から近くて入庫しやすい

①車検や法定点検費用が安い

やはり、点検や車検の費用がディーラーに比べると安い傾向にあると言えます。
安さの秘密は、単純にお客様のメリットの為の企業努力や点検の際に不要な省ける点検や作業を省略しているなどがあります。
あまりにも安すぎるとなると作業内容に不安を感じますが基本的には企業努力です。

②メンテナンスでの依頼時に融通がききやすい(予約の日程や値段、作業内容)

今日、エンジンオイルの交換をお願いしたいんですが?

今日は予約がいっぱいなので来週の〇〇曜日の〇〇時からでしたら予約できますがいかかですか?

ディーラーは結構こんな感じで常に予約でいっぱいです!
作業できるのは1週間先しかできませんなんてよくある話です。

 

しかし、町の自動車工場の場合

お邪魔しまーす。エンジンオイルの交換しに来たんですがお願いしまーす!

 

かしこまりました。こちらで30分位お待ちください。

あくまでイメージですが、こんな感じでいいきなりでも可能な限り対応する前提で動いてくれます!

 

③ディーラーより家から近くて入庫しやすい

自動車会社はコンビニよりも多いというくらいいたるところに点在しています。
規模の大小はありますが、きっとあなたの家のそばにも自動車会社はあるはずです。
ディーラーはかなり遠いけれど町の自動車工場はすぐ近くにあるなんて事も多々あります。
近くて安ければとんでもなく大きなメリットですね!

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それぞれのデメリット

 

ディーラーで購入するデメリット

①車検や法定点検の費用が高い傾向がある
②入庫は予約制の為急な依頼は融通がききにくい事がある
③広範囲をカバーしているので取扱店が遠い事がある

①車検や法定点検の費用が高い傾向がある

メッチャ高いですよね!
町の自動車工場と比べられたらちょっと驚くくらい高いです。
同じ車検の点検作業だけでも車種によりますが普通に2万円位差があったりします!
それだけ高くてもみなさんディーラーを使っているという事はやはり安心感があるんでしょうね。
やってる点検内容が同じなら安い方がいいのに・・・

②入庫は予約制の為、急な依頼は融通がききにくい事がある

ディーラーは予約がとりにくくてかなり先じゃないと予約が難しい。

作業時間なんて大した事の無いエンジンオイル交換でさえ1週間後の〇〇時からしか空いていないなんて普通にいってきます。

明日たまたま休みで時間ができたのに(゜o゜)

 

③広範囲をカバーしているので取扱店が遠い事がある

車屋はいたるところにあるけれど自分家からだとディーラー遠いんだよな・・・

うちの嫁の実家はディーラーまで1時間30分かかります。

さては超田舎だな!

その通りです!
ただ家から10分くらいのところには町の自動車工場が3件はあります!
ビックリですね!
わざわざ買ったディーラーまで行く必要あるの?
もう近所のお店でいいんじゃない?
そう思うのは僕だけでしょうか??

町の自動車屋で購入するデメリット

①新車はディーラーが仲介して販売するので値引きの交渉の余地が少ない
②保証対応が出来ず情報も少ない為、故障時の入庫期間が長くなる事がある
③専門の講習を受けていないので車の細かい説明まですぐにできない事がある

①新車はディーラーが仲介して販売するので値引きの交渉の余地が少ない

もうこればっかりはしょうがないです!
なんせ、メーカーからディーラーに販売された車を購入してお客様に販売しています。
ディーラーと町の自動車屋の両方に利益を持っていかれ、その車をあなたは購入するのですからね!
町の自動車屋から大きな値引交渉はNGです!

少しくらいは利益ほしいです!

 

 

②保証対応が出来ず情報も少ない為、故障時の入庫期間が長くなる事がある

町の自動車屋ではメーカーの保証は対応できません!
基本的には自動車の保証は購入したディーラーだけでなく同じメーカーの自動車であれば日本中どこでも保証対応で修理してくらます。
助かりますね!
しかし、町の自動車屋ではメーカー保証は使えません!
それにメーカー独自の情報が入手できないので修理期間が長くなることが多いです。
1週間町の自動車屋が故障診断を試みたが分からずにディーラーにお願いする。
ディーラーでは予約がいっぱいでそのような依頼はすぐに対応できない。
さらに1週間がたちやっと故障診断開始。
部品注文から作業までさらに1週間が過ぎ、3週以上かかるなんて事も普通にあり得ますよ!

③専門の講習を受けていないので車の細かい説明まですぐにできない事がある

メーカーの研修や、社内での研修が町の自動車屋はできない。
車を売る事は出来ても細かな質問等の回答はすぐにはできずディーラーに問い合わせる事が多い。

まとめ

それぞれのメリット・デメリットは上記のような感じです。

車の購入時の値引きにこだわる人は断然ディーラーをおすすめします。

しかし、最近は値引き合戦にならないように車種毎に値引きのボーダーラインが明確になっている事が多いです。
それでも、イベントや時期によって販売店がなんとか台数を売りたいといったタイミングでは通常以上の値引きが期待できます。

車検、法定点検の費用を少しでも抑えたい方は町の自動車屋をおすすめします。

一長一短ですね!
ですので、車の購入はディーラーで行い、その後の点検は町の自動車屋で行うという人もいます。

お店までのアクセスや人との絆の部分で考えると町の自動車屋に軍配が上がりそうです。

お客の絶対数で不利な町の自動車屋は1人のお客様に対する熱意が強いです!

 

それぞれメリット・デメリットはありますが買う側も売る側もお互いの信頼関係で成り立っていますので買うときに何を重視してそのお店を選ぶのかしっかり考えるべきだと思います。

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