自動車整備士は具合が悪くても休めない!?整備士の働く環境についての現実

自動車整備士職

自動車整備士が体調を崩すとどうなるのか?

実際に体験した過酷な現状を記事にしました。

業界問わず仕事をするうえで体調がいきなり悪くなり会社を休む必要が出てくることもあると思います。
そんな時あなたの会社(業界)は急な休みがしっかりとれるでしょうか?

今回は自動車整備業界(ディーラー)ではどのようなことになっているのか自分の体験をお話しします。


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少しくらい具合が悪くても休めない!

自整備士の1日の仕事内容は約15分刻みで進んでいきます。

ほぼすべての整備工場は効率よく仕事を回せるように朝から晩までびっちり予約で埋まっています!

予約無しの飛び込み作業なんかもたくさん入庫します。
その上、1週間~2週間先まで予約でいっぱいなんてことも普通です!

ほぼ完全予約制になっているのが現状です。
そのうえで急な事故や車両故障に対しても対応しないわけにはいかないのでかなりのオーバーワークといえるでしょう!

そんな仕事環境で朝いきなり欠員が出るとどうなるでしょうか?

悲惨です!

予約を受けているわけですのでなかなか断るわけにはいきません!

要はみんなギリギリの状態で仕事をいているうえでさらに欠員分もこなさなければいけません・・・

結果同僚に迷惑をかけてしまう事をためらい無理して出社するのです!

他の業界でも厳しい業界はたくさんあるとは思いますが整備士もなかなかです。

みんな結構無理してます・・・


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具合が悪くて休むとどうなるのか?

自動車整備士は体育会系の人が多いです。

よく「自分は39度の熱を出しても休まなかった」とか「体さえ動けば仕事はできる」といった武勇伝を聞かされます!

「若いころは・・・」とか「昔は・・・」などなど。。。

そんな中「体調が悪いので休みます」と連絡をしようものならあからさまに嫌な反応がまっています・・・

そして、その日は本人がいない事をいいことに「あいつは使えない」「最近の若いのは根性がない」などと陰口を言われます!

翌日は何とか無理して出勤しても自分で体調と相談して仕事をすることはできません・・・

いつもの激務がスタートします!


悲報!! 冬の時期が特に忙しい!

整備士の仕事は寒くなってきた11月からタイヤ交換(雪が降る地域)で非常に忙しくなり、年明けの3月までは繁忙期としてスーパー忙しくなります!

ちょうど風邪やインフルエンザが流行する期間です。

冬の夜は手の感覚がなくなるくらいとにかく寒い!

雪国では車の下に氷の塊がたくさんついていてそのままではまともに作業ができないなんてことも!

そんな中、疲労と工場の寒さのせいで体調を崩す人は少なくありません!


自動車整備士はどこもそんな環境なの?

最近ではその辺をしっかり対応してくれる会社も増えてきているようです!

複数の店舗を持っている会社では店舗のスタッフではないサポートスタッフ(本部)のような位置づけの整備士がいる会社もあります。

普段は故障診断のヘルプや若手スタッフの現場での教育をいろんな店舗に出向き行っていたりしますが、いざ欠員が出ればその店舗でその仕事をこなします!

このような仕組みはどこでも採用されているわけではありません!

人件費等もその分多くかかる為、経営者の考え次第です・・・

自分もそんな社員の働く環境をしっかり考えてくれる会社で働きたかった・・・

働き方改革でどこまで良くなるのか・・・

 

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