こんにちは♪
国家1級自動車整備士のカナミカです。
「自動車ローンを組む人は一生マジ貧乏」とネットでちょっと話題になりました。
自動車ローンを組んで自分の乗りたい車を購入する事自体は別に悪いことではありませんがローンの金利で少なからず本来払わなくていいお金を払っています。
僕もこの金利というものは非常にもったいないお金だと考えています。
一括で車を購入できればそれに越したことはありません。
僕は今までに4台車を乗り換えてきましたが自動車のプロとして損をしない身の丈に合った購入をしてきたと思っています。
今回は車のローンについてのサラリーマンの現実と、僕なりの考えと、実際に4台の車を乗ってきた僕の購入歴史をお話ししたいと思います。
よくある車のローンシュミレーション
2つの事例についてザックリとしたシュミレーションをしてみます。
借入金200万円 借入期間5年間 ボーナス払い無し
この場合のシュミレーションをしてみます。
金利4%の場合
月々約37,000円の支払いです。
200万円借りて5年後に約221万円の返済
金利2%の場合
月々約35,000円の支払いです。
200万円借りて5年後に約210万円の返済
金利の結果
4%で約21万円、2%で約10万円利息で支払います。
300万の借入であれば単純計算で4%で約31.5万で2%だと15.5万円の利息となります。
現金で一括支払いをしていれば海外旅行や豪華国内旅行ができちゃう♪
一括で払うかローンを組むかで同じ商品を購入するのでもしっかり計算するとこんなに無駄なもったいないお金を払っていることがわかります。
ローンを組む理由と心理
では何でみんなローンを組むのでしょうか?
理由とローンを組む心理を考えてみたいと思います。
ローンを組む理由
理由は人それぞれいろいろあると思います。
・今現金での貯金がない
・今十分現金はあるがあえてローンを組み今ある現金を手元に残しておきたい
大きく分けるとこの2つの理由でローンを組む人が多いです。
ローンを組む心理
歳をとって現金がないというのはちょっと致命的かなと思ってしまいますがいろいろな理由で数十万の中古車でもフルローンを組む人はたくさんいます。
ただ20代で300万、400万する新車に乗る人もたくさんいます。
貯金ないのに…
独り身で使い道の無いであろう無駄なアルファードなどのミニバンとか!
「結婚したらいい車乗れないから今のうちに」
こんな言葉を多く耳にします。
「20代の今は月給20万だけど40代になればきっと40万近く給料をもらえる。」
「歳をとれば1万円に対する気持ち的価値が半分になる。」
「貯金は年をとってからで十分」
「だから若いうちは貯金しないで使うんだ!」
こんな話も聞いた事があります。
ただほとんどの人はローンを組むと何十万円余計に返済しなければいけないと考えることはしません。
ローンを組んで月々何万円の返済であれば払えるという思考です。
営業マンもそんな思考に誘導しがちです。
サラリーマンのローンについての考え方
車を購入するほとんどの人が普通のサラリーマン家庭の人です。
投資家、社長といった人はほんの少しの割合です。
サラリーマンの人は自分を貧乏だと感じながら生きているのか?
決してそうではありません。
現金一括で購入できれば素晴らしいですがほとんどの方はそれをしません、もしくはできません。
なぜなら貯金が無くなる事に心理的恐怖を感じてしまうからです。
(心理学者じゃないのでたぶんですけど・・・)
サラリーマンは毎月決まった額の給料に対して貯金をしていくので200万とか300万円を貯金するのに何年もかかります。
この貯金を自動車という1つの商品にドカッ!っと使うのに抵抗を感じてしまいます。
「何があるの?」と思いますがもしもの為とか、結婚資金、養育費、マイホーム、老後の貯金とか。
どうせ払うなら一括でもローンでも同じ、むしろ金利がない一括の方がいいとわかっています。
わかっていながら、毎月決まった給料をもらうライフスタイルでは月の給料の何割まではローン返済にして、生活費で〇〇円、貯金は〇〇円、おこずかいは3万円みたいに月ベースでやりくりしようと考えます。
僕が今まで4台購入した車の買い方
【1台目】
社会人1年目のマイカー1台目は両親からもらった8年落ちのスターレット(走行距離7万km)
タダでもらったので貯金開始
【2台目】
2年後中古の100万で買った7年落ちのミニバン(エスティマ)8万km購入
趣味でどうしてもミニバンが必要だった。
現金一括で購入し貯金の大半を失う…
【3台目】
9年後結婚して子供の誕生に伴い新車のミニバン(ノア)購入
エスティマは超頑張ってくれましたが下取りは1万円でサヨナラしました。
このノアは嫁と協力して340万現金で一括購入し嫁が使っています。
僕は嫁の乗っていた軽自動車を乗っていました。
【4台目】
11年後、嫁の軽自動車を2年間乗っていて車検の前に手放し下取り15万
8年落ちの10万km越えのトヨタのSUVを親戚から15万で購入(名義変更等は自分で行いました)
3台目のノア(新車)については結婚し嫁と子供の為に奮発しました。
安全性とちょっとした見栄で新車にしました。
他の3台はどれもそこそこ古い中古車ですが日本の車は壊れないので助かりました!
…とまぁ僕はこんな感じでローンを組んだ事がないです。
まとめ
ローンでの金利は正直ムダ金です。
しかし、車は道具というよりも人生のパートナーという考え方もあり、家族旅行や毎日の子供の送り迎え、いろんな思い出が詰まっています。(詰まっていきます)
ちょっと無理してローンを組む事がダメというわけではありません。
何事もバランスだと思います。
給料に対してあまりに高額なローンはよくない。
特に車のローンは金額が大きく金利が高いので!
車を買う時の状況や貯金に合わせて頭金を多めに入れるなどローン金額を大きくしすぎない払い方をすることをおすすめします。
ちなみにローンを組む買い方をやめて個人でも最近リースで車を所有する人が多くなっています。
どうせ毎月車代をローンで払うなら、無駄に金利をたくさん払うより個人で車をリースで所有する方法がおすすめです。
今はいろんな購入方法が存在します。
営業マンのいうことをすべて鵜呑みにするのではなく収入と支出のバランスをよく考え自分で決断するという事が重要です。
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