国家1級自動車整備士が教える車を擦った時の修理費を安くする方法

節約車のお金

車をぶつけてしまった。

そんな時まず一番初めに考えることは修理費いくらするの?

怪我をともなうような大きな事故でなければみんなそう考えるものです。

走行には問題ないけど傷で見た目が悪い。

傷を放っておくと錆で被害が拡大するのではないか。

そう考えると早く修理したい。

でも、少しでも安く修理したいと思いますよね?

この記事では修理費を抑える方法をプロの目線でお伝えしようと思います。

・修理費の内訳
・修理費の相場
・修理費用を抑える方法
スポンサーリンク

修理費の内訳

修理費は作業をする人件費(工賃)と修理に必要な材料費部品代によって決まります。
見積もりをしてもらい高いと感じたら単純に値引き交渉しようと思っていませんか?

見積もり金額の端数を値引いてもらうことはしてもらえるかもしれませんが大きな値引きは難しいでしょう。

特に最近はどこの販売店でも値引きに対して厳しくなっている傾向にあります。

スポンサーリンク

修理費の相場

 

 

あくまでも相場となります。
被害の状況によって変わってくるので正確な金額は実際に見積もりをとりましょう。

バンパーをぶつけてしまった場合

バンパーはほとんどの場合樹脂で作られています。
錆びる心配場ない部品です。

傷の無い変形やへこみの場合はお湯をかけて裏から押せばキレイに戻ってくれます。

手のひらサイズの傷の場合3万円程度の修理費になる可能性があります。

大きい傷の場合5万円程度の修理費になる可能性があります。

板金で軽度な割れも修理可能です。

バンパー自体が5万円位の値段で塗装費用が2万円、脱着工賃が7,000円位となると8万円程度で新品交換可能なケースも多いので傷の度合いでは交換をした方がいいでしょう。

最近の車は安全装置のソナーが埋め込まれている場合が多いです。
バンパー脱着時のソナーの登録で追加費用が5,000円程度かかる場合があります。

バンパーの修理で被害が大きい場合は交換も検討してみてください。

 

ドアをぶつけてしまった場合

板金修理の相場は手の平サイズで4万円~5万円程度です。

大きくなると6万円から10万円程度となります。
ドアは鋼板を使用している為へこみの度合いによって修理難度が変わってきます。

交換が必要になる場合は軽く15万円以上する場合が多いです。

フェンダーをぶつけてしまった場合

手のひらサイズで4万円~5万円程度です。

大きくなると6万円~7万円程度です。

割と簡単に交換が可能ですので被害が大きい場合には交換をおすすめします。
部品代が約2万円~5万円で塗装費用で2万円程度、交換工賃で2万円程度の7万円弱で交換ができます。

修理費を抑えるための方法

車両保険の使用についてはおすすめしません。
等級ダウンを考慮するとまず15万円以下の金額では車両保険を使用する選択は通常はしません。

では、実費での修理費用を抑える裏技方法をご紹介します。

ポイント①ディーラーでの修理はしない

ほとんどのディーラーでは自社での板金工場を持っていません。

板金修理については町の板金工場と提携していて外注しています。

外注で板金工場が行った修理費用に利益を乗せてお客様請求しています。

利益率25%位となりますので5万円の見積もりであれば外注業者に37,500円で依頼し12,500円の利益があります。

可能であれば板金工場に直接入庫し費用を37,500円に抑えましょう。

 

ポイント②中古部品の検討をする

世の中には中古の外装部品を販売している業者があります。

中古部品は廃車された車のまだ使用できる部品の事です。

修理、メンテナンスがされているわけではありませんので状態は個体差があり値段も状態によりまちまちです。

1つ1つ傷や劣化状態が違うので中古部品を選ぶ際にはなるべく状態がいいものを選ぶようにしましょう。
ただ、中古部品に在庫があるかどうかは調べてみないとわかりません。

中古部品を使用することで8万円のバンパー交換費用の部品代が半額以下で交換できる可能性があります。

車を数年で手放そうと考えているのであれば中古部品への交換はおすすめです。

例えば、初年度登録から7年で距離は7万kmの車に新品部品付けたいと思いますか?

元のレベルに戻すのであれば中古部品で7年使用した7万km走行した部品で十分だと思いませんか?

新品は安心かもしれませんが、中古もしくはリビルト部品で問題ありません。

リビルト部品の解説はこちらから

リビルト品で車の修理金額か半額以下になる

中古部品を購入する際には年数と使用された距離を確認することができます。

販売店は新品見積もりを出したがる傾向があるので一言「中古部品やリビルト部品で対応できますか?」と聞いてみてください。

大きな節約ができるかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました