近年多発している豪雨や台風などで車が水没してしまう災害の被害にあった場合どのような対応をとったらいいのでしょうか?
自動車が水に浸かってしまった場合の対応をまとめてみました!
水没前にやるべき行動と水没してしまってからの対応のまとめ!
洪水は災害ですので車よりまずは身の安全を確保することを優先してください!!
ここでは単に車に注目してまとめてありますので自治体や避難情報を確認して人命を優先してください。
【水没前に車両で行う事】
まずは貴重品や車検証、保険証などの避難できるものを安全な所に移しましょう!
次に車の補機バッテリーマイナスターミナルを外します!
マイナスターミナルを外す方法は取扱い説明書を確認してください。
マイナスターミナルを外す理由
ニュースで水没車両が勝手にワイパーが動いていたりハザードランプが点滅したりブザーが勝手に鳴っていたりする映像を見た事無いですか?
電気関係の部品がショートしてしまい誤作動しています。
最悪ショートして車両火災の危険性もあります。
よからぬ所に電気が流れて壊れてしまいます。
バッテリーのマイナスターミナルを外すことによって電気のショート被害を無くすことができます。
少しでも被害を軽減するために可能であればバッテリーマイナスターミナルを外してください。
【水没後に行う事・NG行為】
水没してしまったらまずは保険会社に連絡を取ります。合わせて自動車修理業者にも連絡をしてください。
この時に保険のレンタカー特約に加入してあると安心です。
水没するときは1台だけでなく何台、何十台と同時に水没してしまうケースが起きます。
すると自動車修理業者に修理依頼が急激に増えてしまう現象が発生します。
すると修理時の代車が出払ってしまい代わりの車が無いという事態になります。
そういった場合にレンタカー特約に加入してあると安心です。
水没後のNG行為は、エンジンをかけることです!
車がの状態を確かめようとエンジンをかけてしまう行為は絶対に行わないでください!
エンジンをかけたきっかけでエンジンがウォーターハンマー(水によりエンジンが動いた事で内部破壊される現象)を起こしてしまいます。
また電気が流れたせいで水没部分がショートしてしまい電気不具合が広がったり車両火災の原因になります。
気になると思いますが絶対に中途半端な知識でエンジンをかけないでください!
自動車整備業者に預ければ安心ですが水没対応は滅多にない作業ですので信頼のできるところに依頼するようにしてください。
【タイヤ中腹レベル】
水かさがタイヤレベルであればまだ車は動くはずです。
身の安全を最優先にしなければいけませんが、かろうじて車は動きます!
もし、高台まで、すぐ非難できそうな場所でしたらゆっくり走行しなが自動車の非難は可能です。
しかし、急ぐあまり走行速度を上げてしまうと水がバシャバシャ跳ね上がってしまいエンジンに水が吸われてしまう危険がありますのでゆっくり走行してください。
【フロアに侵入レベル】
このレベルになったら完全に車両の移動を諦めて少しでも被害が小さくて済むように祈るのみです!
車内に水が浸入してしまうと修理費が劇的に高くなります!
まずはカーペットやシートが汚水を吸ってしまうのでなかなか洗浄しても匂いが取れません・・・
プリテンショナシートベルトではカーペットの少し上に大事な安全装置が設置されています。最悪水に浸かったら交換が必要になります。
結構高額部品です!
エンジンルームや室内のワイヤーハーネスのコネクターが水に浸かってしまったら交換が必要になります。
作業としては水に浸かってしまった室内のパネルやシートやカーペットをすべて外し総洗浄並びに電気系の部品を交換することになります!
5年以内の車であれば車両保険でカバーできる修理費用で済むケースが多いです!
【ガラスの下レベル】
ここまで水に浸かってしまうと新車であってもほぼ全損です!
エンジン内部にまで水に浸かってしまう。
車両を制御しているコンピューター関係もすべて水没してしまっているので交換になります。車両保険でお金がでるのであれば次の車を購入する準備に入ってください!
修理して修理して乗り続けるのはおすすめしません!
例え修理したとしても思わぬ不具合が後々発生する危険性があります!
保険の協定後だと水没が原因でも後から出た不具合については保険金は出ません。
加えてメンテナンスノートには水没車と記載され下取りの時に大幅に減額されてしまいます・・・
この事から潔く手放し、次の車を購入しましょう!
【車両全部水没レベル】
問答無用に買い替えです!
修理する価値はありません!
残念ですがあきらめましょう・・・
まとめ
まずは水没しないように天気予報をしっかり見て事前に車を避難させておきましょう!
水没しそうになったら貴重品を車から非難させておきましょう!
車のバッテリーマイナスターミナルを事前に外しておきましょう!
水没後は自動車修理業者への連絡、保険会社への連絡をとります。
車の状態が気になってもエンジンを始動を試してはいけません!
信頼できる自動車整備業者に依頼しましょう。整備士も水没車両修理の経験がないスタッフがたくさんいます!
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