国家1級自動車整備士が解説!
新車購入時にスペアタイヤか、パンク応急修理キットの搭載かを選択できる車が多く見られます。
メーカーオプションになると車を注文した後では、変更できません。
実際にスペアタイヤとパンク応急修理キットではどのような違いがあるのでしょうか?
コスト面やメリットデメリットについてそれぞれ解説していきます。
ちなみに私個人的には断然スペアタイヤ派です。
この記事ではパンク修理キットとスペアタイヤのメリット、デメリットが具体的にわかります。
どちらがあなたに合うのかが分かりますので車を購入する時の参考にしてください。
パンク応急修理キットとはどんなもの?
まずはパンク応急修理キットとはどのようなものかというと、パンクしたタイヤの内部に専用液剤と空気を入れタイヤの中からパンクした部分を塞ぐといったものです。
パンクした箇所を塞ぎ自動車修理工場でパンク修理を行う為の応急処置になります。
あくまでも修理工場までの走行を可能としている応急処置ですのでそのまま走行を続けることはNGです。
スペアタイヤとパンク応急修理キットの違い
【スペアタイヤ】
・車にそもそも予備のタイヤ(スペアタイヤ)を積んでいて、パンクしたときにその場で履き替える。
・スペアタイヤとパンクしたタイヤを取り替えるのでどんなパンクでも対応できる
・取替作業になるので大変。特に女性には厳しいと思う。
・車にスペアタイヤを積んでおらず、専用のエアーコンプレッサーを溶剤が積んである。
・パンクの状況によっては応急修理が出来ない。
・力仕事ではないので説明書どおりに行えば誰でも出来る。
それぞれのメリット・デメリット
スペアタイヤ搭載車
☆メリット
・パンクタイヤと交換することでどんなパンクにも対応可能
・走行中にエア漏れの心配がなく安心して走行が可能
・基本的に追加費用はかからない
★デメリット
・タイヤを積むので車室内で場所をとる
・積載量が重くなり燃費が多少悪化する
・作業が大変なので人によっては交換できない
・タイヤを積むので初期投資が高額(¥10,000位)
パンク応急修理キット搭載車
☆メリット
・応急修理キットなので場所をとらない
・軽いので燃費の悪化がない
・力仕事がない分誰でも作業可能
・初期投資の¥10,000位がかからない
★デメリット
・修理できないタイプのパンクがある(サイド部分のパンク等)
・走行中に修理したタイヤからエア漏れの可能性がある
・有効期限があり約5年で修理材の交換が必要になる(¥5,000位)
ざっとこんな感じだと思います。人によっては力仕事はたいしたデメリットではないかもしれませんが、女性には厳しい等、感じ方が違うのでどちらがいいのかということではないと思いますが、パンク応急修理キットを搭載している車両がほとんどです。
どちらを選択するかはメーカーオプションで車両購入時に決め車を発注します。
まとめ
スペアタイヤにするか、パンク応急修理キットにするか迷うかもしれませんがそもそもパンク時に自分でその場で作業できるかもしっかり考えてください。
パンク時の作業はどちらも車を降りての外での作業が必要になります。
雪の日、雨の日、暑い日、寒い日と外での作業は大変かもしれませんね!
どちらも作業が自分では出来ないという方にはとりあえず応急修理キットでも良いと思います。
その場合はJAFやロードサービス付きの保険に加入してみてください。パンク時に駆けつけてくれます。
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