冬になると車が黄ばむのはなぜ?車のボディが黄ばみ、くすむ原因と落とし方!

メンテナンス

毎年冬になると車が黄ばんできて洗車が大変!洗車をしても全然落ちなくて悩んでいませんか?
淡色系の車、特に白色の車はとても目立ちます。
冬でも黄ばみのないキレイな車を維持していきたいものです。
今回なぜ車が冬に黄ばむのか?
そして寒い冬に簡単に黄ばみを落としキレイを維持する方法をご紹介していきます!

国家1級自動車整備士資格、自動車検査員資格を保有。洗車、コーティング歴4年を含め車業界20年の経験から得た知識をお伝えできればと思います。
よろしくお願いします。

スポンサーリンク

車が黄ばむ原因は地下水!

雪国では冬場に消雪の為、道路や駐車場に地下水を流しています。
個人宅でも地下深く井戸を掘り、ポンプで汲み上げ消雪に使用している位です。
雪を溶かす為だけにMy井戸を掘るってすごいですよね!

この地下水にはたっぷり鉄分が含まれているんです!
黄ばみは薄い錆の膜で車がコーティングされている状態なのです!
なんと恐ろしいことでしょう。

ちなみにこちらのゴールドに見えるホイールカバーはもとはよくあるシルバー色なんですよ!
ボデーもホイールもゴシゴシこすっても全く落ちない状況です。

黄ばみを簡単に落とす方法

車に付着した黄ばみを落とす方法はいくつかありますが作業が簡単でボデーにも優しく短時間で落とす方法として1番おすすめなのが鉄粉除去剤を塗布する事です。
通常、鉄粉除去剤は塗装に刺さった鉄粉を溶かして除去するというのが一般的です。
独特の嫌な臭いと紫色に変色する洗車ケミカルです。

この鉄粉除去剤をスプレーして水で洗い流せば簡単にボデーの黄ばみを落とすことが可能なんです!

強力そうだけどボデーは傷まないの?

鉄粉除去剤は基本的に成分は中性です。
チオグリコール酸アンモニウム(独特の匂の原因はこいつ)を主成分として滑りや付着性能を向上させるために界面活性剤が含まれています。
ネットで検索するとたまに酸性の水垢落としの商品もヒットすることがあるので注意してください。

酸性の商品は水垢も分解してくれますがガラスに付着すると白く変色する可能性もあり使用方法に注意が必要です。
一方、鉄粉除去剤は中性でガラスやプラスチック、ゴム部にかけても問題ありません。

購入前や使用前にしっかりと商品の使用上の注意をご確認ください。

鉄粉除去剤の安全な使用方法と注意点

まずしっかりと購入した商品の使用方法を確認してください。
中性で安全だといっても長時間の塗布で液剤が乾いてしまわないように気を付けてください!
基本的にはスプレーして紫色に反応したら水で流すでOKです。
鉄分が取れるまで数回繰り返してあげましょう。

僕は効率よく作業したいので洗車して砂埃を落とし鉄粉除去剤を噴霧して紫色に反応したらマイクロファイバークロスで優しく液剤を動かしてあげます。
1度で除去しようとせず数回繰り返してあげると効果的です。

擦って落とすのではなく化学反応で溶かして除去します!
焦ってゴシゴシ擦らないようにしましょう!

ガラスコーティングしていれば大丈夫?

大丈夫ではありません。
ガラスコーティングはあくまでも艶を出したり元の塗装を保護することが目的です。
多少汚れが付きにくくなるかもしれませんが地下水でしっかり黄ばんでいきます!
鉄分のコーティングにより輝くような艶も失われてしまうのでしっかりメンテナンスしてあげてください。

スポンサーリンク

まとめ

雪国の車の異常な黄ばみの原因は地下水による鉄分が原因です。

諦めないで!鉄粉除去剤で簡単に除去できます。
中性なのでガラスやゴム部にも安心して使用できます。

水垢落としでも落ちるかもしれないが酸性の溶剤はガラスが白く変色したりと塗布できない部分があるので要注意!!
絶対に溶剤を乾かしてはいけません!
シミの原因になります。
使用方法をよく確認してください。

マイクロファイバークロスで鉄粉除去剤を動かしてあげれば効率UP!

化学反応で除去するので焦って強く擦らないで!

僕は洗車が全く苦にならないので極寒の冬場も雪の中洗車してます。

冬の寒い中の水作業は嫌だけど車はキレイに保ちたいという人はスプレーして鉄分を分解させ洗い流す鉄粉除去剤を活用してみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました